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子宮筋腫 原因と治療

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の子宮筋腫についてお話いたします。

子宮という器官は?

 亡くなられてしまいましたが、長野潔という30万人も患者を診られた鍼師がいました。

目が不自由でしたが、晩年に2冊の臨床図書を残されました。

鍼灸月刊誌に症例を長期間にわたり掲載されていたときは、その全貌がわからず話題にもなっていませんでした。

鍼灸臨床我が三十年の歴史 医道の日本社 刊

この本が出版されて火がつきました。

鍼灸治療法を長野式処置法として、大きく7分類して説明され、その治療法の俯瞰図を見せたため、そこで初めて全貌が理解されたのでした。

やってみればどのような治療法も習得までは困難ですが、それでも長野師の治療法は明晰に分類されていて、それまでにないものでした。

問題は脈診でありました。このことはまた別の機会にしましょう。

さて先生は相当自信があった上、ご自身の治療法を広めたいお気持ちもあったのでしょう。

通常の鍼灸師なら絶対見せないであろう、治療風景を惜しげもなく見学させていました。

また出版を手伝われた村上裕彦師には、ビデオ撮影も許されていました。

さらにそれをダビングして販売の許可も与えているのには、本当に自信がありかつ心が広い人と感心しました。

そのビデオの中で七十歳頃の女性が写っています。

脈と触診をするのは一番弟子を自負している、アメリカ在住の松本岐子(キイコ)師です。

長野師は足元に位置し、足の親指の爪の脇、大敦(タイトン)というツボに鍼を刺しています。

子宮の位置を松本師が触って「硬いです」と言っています。

先生も押すように触って「これは子宮が骨盤に癒着しているのです」、どうも腰痛なども発症しているようです。

先生が捻鍼か気を送っているかをすると、松本師が「先生柔らかくなっています」と答えます。

長野師曰く「子宮のおけつが動いたのです。明日か明後日にお小水が濁るかもしれませんが、驚かないようにしてください」

松本師「脈が変わりました」以上が一部始終です。

私は役目を終わったといえど子宮は現存するが、やはり血液が出たり入ったりしているのだと理解しました。

このメカニズムが崩れたところに、不妊があり子宮筋腫などの疾患が起こるのだと理解した次第です。