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子宮筋腫 原因と治療

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の子宮筋腫についてお話いたします。

子宮筋腫の原因 

 子宮を鍼治療する時、肝経を使います。

肝臓は筋肉や血液の流れのコントロールに関係するとされているので、この経を使うのかとやや半信半疑でした。

子宮も筋肉で出来ていて最近の研究だと、これが周期を持って動いていることが判明しました。

排卵前は精子を中心に持って行くためか外から中へ、生理後は排卵のため外に動いていると言われています。

筋肉出ないと出来ない動きです。

この筋肉の塊に子宮筋腫の名前が付けられていますが、果たして筋肉の塊なのだろうか?

毎月血液を溜めそして排出することを繰り返しているうちに、何らかの障害が起きて子宮内から排出されない血液がとどまってしまう。

これが筋腫ではなかと思うのです。

昔有名な鍼灸師の臨床実技のビデオを見ました。

年配の方の子宮が硬くなっていて、どうやら癒着まで起こしていたようなのです。

この治療でした。

治療後患者さんの説明で「2,3日のうちに尿がにごることがあるかも知れないが驚かないように」と言っていました。

子宮に滞っていた血液がしこりを生じ、血液の滞留を生じていたのです。

身体の他の部分の筋肉で筋腫のようなことが起こることはなく、筋腫と言ってもおそらく血腫の一種と見れば良いのではと考えてます。

さてそれではなぜこのようなことが起きるのか、いまだ原因不明とされ時には不妊の原因ともされています。

今まで筋腫の治療をしていると改善されては来るのですが、そのスピードや決定的な治療法までは自信を持つまではいきませんでした。

それが今回の患者さんの治療から、私が考案した免疫調整法1、2、3(ISSワンツースリー)を処方しました。

まだ開始間もないのですが以前に比べ、明らかに改善速度が速くその効果を実感しているので、子宮筋腫といえども免疫の低下血流の障害と繋がる結果であると断定できそうです。

治療経過は次のサイトをご覧ください。「子宮筋腫の原因・病状・治療法」 

この方が治癒するなら、子宮筋腫の原因も治療法も解明されたことになるでしょう。

卵子の老化の生理的な意味

 Newton ニュートンという雑誌をご存知と思います。

2012年10月号に「卵子の老化とは?」妊娠を困難にする大きな原因の一つ

というテーマでこのことを解明しています。

NHK特集でこのことが取り上げられたときは、ややもすれば現代社会で女性が置かれている環境の過酷さ、そのことが不妊の原因になっているというような視点であったように見ました。


この特集では生理学的科学的な観点から、このことを解明しています。

東洋医学の原典、黄帝内経に書かれていることが、二千三千年前から変わっていないという真実もわかります。

まず最初に年齢別不妊率が図表になっていて、35歳を過ぎるとそれまでの5年間の倍に増える。

まさに内経に書かれていたことです。

女性は35歳が妊娠適齢期の極限と言えるかもしれません。

ここで初めて知ったのですが、女性が母親になる準備は、まさに親の胎内にいるときから始まっているということです。

親のお腹にいる5ヶ月目には、卵子になるもとの原始卵胞は実に700万個、それが生まれる頃には100万個になっている。

それが第二次性徴期には40万個になり、毎月100個の原始卵胞が成長し排卵は一個で残りは死滅します。

37、38歳頃に原始卵胞は激しく減り始める。

37、38歳は卵胞に限らず人間の老化で、特に体力面から見ても境目になる時期なのかもしれません。

よく言われる王選手や長島選手など野球選手も体力も、この年齢を堺に急激に低下し引退に至るのです。

妊娠や不妊が環境とは全く別の次元で、人間の持っている本源的な生理から行われているということを、ここでは厳格に解明していると言えます。

一読の価値があります

子宮という器官は?

 亡くなられてしまいましたが、長野潔という30万人も患者を診られた鍼師がいました。

目が不自由でしたが、晩年に2冊の臨床図書を残されました。

鍼灸月刊誌に症例を長期間にわたり掲載されていたときは、その全貌がわからず話題にもなっていませんでした。

鍼灸臨床我が三十年の歴史 医道の日本社 刊

この本が出版されて火がつきました。

鍼灸治療法を長野式処置法として、大きく7分類して説明され、その治療法の俯瞰図を見せたため、そこで初めて全貌が理解されたのでした。

やってみればどのような治療法も習得までは困難ですが、それでも長野師の治療法は明晰に分類されていて、それまでにないものでした。

問題は脈診でありました。このことはまた別の機会にしましょう。

さて先生は相当自信があった上、ご自身の治療法を広めたいお気持ちもあったのでしょう。

通常の鍼灸師なら絶対見せないであろう、治療風景を惜しげもなく見学させていました。

また出版を手伝われた村上裕彦師には、ビデオ撮影も許されていました。

さらにそれをダビングして販売の許可も与えているのには、本当に自信がありかつ心が広い人と感心しました。

そのビデオの中で七十歳頃の女性が写っています。

脈と触診をするのは一番弟子を自負している、アメリカ在住の松本岐子(キイコ)師です。

長野師は足元に位置し、足の親指の爪の脇、大敦(タイトン)というツボに鍼を刺しています。

子宮の位置を松本師が触って「硬いです」と言っています。

先生も押すように触って「これは子宮が骨盤に癒着しているのです」、どうも腰痛なども発症しているようです。

先生が捻鍼か気を送っているかをすると、松本師が「先生柔らかくなっています」と答えます。

長野師曰く「子宮のおけつが動いたのです。明日か明後日にお小水が濁るかもしれませんが、驚かないようにしてください」

松本師「脈が変わりました」以上が一部始終です。

私は役目を終わったといえど子宮は現存するが、やはり血液が出たり入ったりしているのだと理解しました。

このメカニズムが崩れたところに、不妊があり子宮筋腫などの疾患が起こるのだと理解した次第です。

子宮のメカニズム



 不妊症の原因のひとつは、子宮そのものの働きが衰えていることが考えられる。

今もあるかわかりませんが、射精の瞬間の体内動画が見られることがありました。

ピッピッピッと射精すると、次の瞬間に子宮が降りてきて、精子を吸い上げるようにします。

ヒョイ ヒョイ ヒョイ とリズミカルに行います。

昔あったよくできた水飲み鳥のおもちゃみたいです。

子宮という筋肉でできた臓器は、現代の環境ではなかなか健全な状態ではいられなく、このようなメカニズムも衰えてしまうのかもしれません。

東洋医学の原典の黄帝内経の上古天真論篇巻一に、次のような記述があります。

「女子は7歳にして腎気盛し、歯かわり髪長ず。二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝の脈盛し、月事時を以て下る。故に子あり。・・・・

七七にして任脈虚し、太衝の脈衰少し、天癸かわき(渇のさんずいを立に変換する)、地道通ぜず。故に形壊えて子なきなり。」

という記述があります。

すなわち二七の14歳で月経が始まり子供を産めるような体になると書かれている。

七七すなわち49歳で月経も終わり子供を産めなくなる体になる。

最近養命酒のコマーシャルで、「女は七の倍数、男は八の倍数」に体に変化が現れると言っているのはここからです。

しかし女性の体が一番旺盛なのは、四七の28歳で衰え始めるのは五七の35歳と記されているのです。

卵子の老化云々は、何も社会環境ではなく、女性の体のメカニズムとして2000年以上前から変化してないのです。

ここではそのまま読み取れば、出産年齢は14歳から34歳までということでしょう。

この年齢幅での不妊は文字本来の「不妊症」として治療対象になるのです。

筋肉を主るのは肝なので、治療は肝経が中心になります。

肝は血を蔵するわけですから、子宮も同じような働きであると考えられます。

血流が阻害されるようなことが長期にわたると、血流が滞り筋腫などの現象が出てくるのだと考えられます。

運動や冷え対策をしていくことで、不妊症対策第一段階が始まります。

不妊症の原因に卵子の老化がある

NHKの特別番組で「不妊症の原因の裏に卵子の老化がある」特集が放映されたした。

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0625_02.html

背景に女性の社会進出があり、結婚出産が年々高齢化しているため、出産を考えた時卵子が老化していて妊娠できなくなっているというものでした。

多くの女性たちには衝撃のニュースだったかも知れません。わたしは治療室で冗談に、女は「なまもの」だとよく言います。人権派の方々からはとんでもない奴といわれかねないのですが、「子供を作る・産む」という観点からは、まさにぴったりな言葉です。

アメリカでウーマンリブ運動が盛んになり、子供を生むのは女性の権利と叫ばれたことがあります。社会進出した女性が、出産より仕事を選び尊いとした時代です。

ところが社会が落ち着いてきたころ、彼女たちが子供をほしがり、40歳を越えて妊娠し始めた時、ダウン症の子供が増えたのでした。

いまその歴史が日本に押し寄せてきているということです。

もう何年前になるか?東大農学部の教授が書かれた本を読みました。教授の専門は良い牛を残すことですが、そこで述べられていたのは「優秀な子牛を残すには、極力新鮮な生まれたての卵子と、精子を出会わせることだ」でした。

生物学的にはこれが正しいのでしょう。人間社会は複雑なので、今このようなことが問題になっているのです。

いまひとつ読んだ本に「ユダヤ人に優秀な子孫が多いのは、ユダヤ教の断食制度に原因がある」と書かれていました。もう記憶がおぼろになっているので、何が効果的なのかは忘れてしまいましたが、断食中はもちろんセックスは禁止なわけで、断食という期間が良い卵子精子が出会う良いリズムになっているそうなのです。

ネットで調べましたが、この説の根拠になったことは分かりませんでした。

少子化問題も含め、このことは日本の将来に問題であることは違いないでしょう。